財産目録の作成

遺産分割協議を行う際に、遺産の内容を相続人全員が正しく把握していなければ、具体的な話が進まず何度も協議のやり直しが発生していまいます。
財産目録を作成し、各財産の内容が具体的に記載され金銭的評価額が明らかとなっていれば、遺産分割協議は格段にスムーズになります。

当センターでは、円滑な遺産分割協議のために、漏れのない相続財産の洗い出しを行っております。

相続手続きで起こるトラブルは、一部の相続人だけが相続財産の管理・把握している一方で、その他の相続人が相続財産の全容を知らない（知らされていない）ことが、その原因の一つです。
つまり、相続人間で、相続財産に関する情報量の差が大きいということです。
大切なことは、相続人のすべての人が相続財産がどのくらいあり、それはどういう内容なのかを知ることができるということです。

無用な疑念や感情的なしこりを生じさせないためにも、財産目録を作成し、相続人全員にこれを提示することでその後の遺産分割協議を円滑に進めましょう。

当センターでは、相続人間のトラブル回避のための相続財産調査を行い財産目録の作成を行っております。

財産目録はプラスの財産だけでなく、マイナスの財産についても記載します。そのため、マイナス財産がプラス財産より明らかに多い場合、財産目録ですぐに確認できるので、相続放棄の検討が容易になります。

また、マイナス財産が多くてもその他の財産に内容によっては、限定承認を相続人全員で話し合うことが必要な場合もあるでしょう。財産目録に遺産の内容の全貌が記載されているからこそ、相続の方法についての検討がしやすくなり適切な判断が可能となります。

当センターは、豊富な知識と経験を持ち合わせている専門家と提携しております。必要な戸籍をすべて代行して収集した後、相続放棄の申述書を作成し、家庭裁判所への申し立てから受理されるまでの一連の流れをすべて代行いたします。

相続の方法を決めるのは、相続人だけではありません。被相続人が生前に自分の財産の相続についてあらかじめ検討することも重要です。
特に相続においては、相続税の負担が大きな課題となりますので、財産の内訳を確認した際に、納税資金に不安があるのであれば、不動産を売却した方が良いのではないか、といった検討をすることも財産目録を作成することで見えてきます。
また、財産をどのように分配すれば不公平感を減らせるのかといった検討にも財産目録の作成が非常に有効です。

当センターに財産目録の作成を依頼していただければ、財産調査の段階から相続財産の漏れがないようにしっかりサポートし、すべての相続財産が判明した段階で財産目録を作成（見える化）します。